tata2212009-01-29

むかーし、ネットオークションでIWCというメーカーのアンティークウオッチを落としまして、
確か10万ちょっとくらいだったと思うのですが、割と気に入ってたわけです。
先日、朝に、会社に出かけるときにその時計のネジを巻いたところ、「パチッ」という音がしまして、動かなくなりました。
手に入れて以来、多分5年くらいなんにも整備をしなかったので、そのうちくるだろうなーと思ってましたが、
まさに、災難は忘れた頃にやってくるものです。


これもちょっと昔、別のIWCの時計をメーカーにオーバーホールに出した時に(まあ、リシュモングループ合同の窓口に持って行ったのですが)、ついでに「8541のムーブの時計なんですが、オーバーホールできますか?」と聞くと、「日本では修理できないので、本国(スイス)に送ります。料金は、多分8万円以上かかりますよ」といわれていたので、まあ、純正の修理は無理だな、と思っていて、一緒に仕事をしている方で、やはりIWCの時計をしている方に相談していたところ、東京銀座のとあるお店を紹介されました。


内緒にしているわけではないのですが、訪問したのが今日の今日なんで、ここでお店の名前を書いてしまうと、私が割れますので、あえて書きません。おじさん2人でやってらっしゃる、なかなかカルトな感じの、いいお店でして。修理が上がってきたら、リンクをご紹介しようと思います。


ムーブとシリアルの確認のために、時計のケースを開けて見せてくれたので、実は私的にはオークションで手に入れたので、ちょっと疑わしい部分もあったのですが、きちんとIWCのロゴとムーブの刻印がありまして、「本物でよかったですね!」といわれたりしました。
古い時計にもかかわらず、中はキレイなものでした。
ほほーと見ていると、「写真を撮ってメールで送ってあげますよ」ということで、早速送ってきてくれました。
これがその写真です。かっこいいでしょ!さすがオールドインター。
この時代のIWCの自動巻きのムーブは、ペラトン式という、IWCオリジナルの巻上げ機構で、シンプルで巻き上げ効率がよく、壊れないといういいとこづくしのメカなのです。最近(といっても数年前ですが)復刻されて、嘘みたいな値段で売られてたりしますが、本来IWCは、この質実剛健な感じが魅力だったと思うのです。(当時もやっぱり高かったのかもしれませんがねえ)


オーバーホールと修理に3週間程度ということだったので、時計が戻ってきたらまたレポートしますね。