今、私、すっかりデジタルオーディオブームです。
暇があるとサイトで色々見て回っているのですが、今週気になったのがこれ。
http://www.procable.jp/setting/39.html
プロケーブルという、独自のオーディオ理論を展開するお店のサイトなのですが、ここでMacBook+AirMac Expressが最強のCDプレイヤーだと紹介されています。
理屈をシンプルに説明すると、普通のCDプレイヤーは、リアルタイムでCDからデジタル信号を読み取っているのですが、エラー補正という概念がなく、エラーをエラーとして扱うために、入っているデータの60%くらいしか再現されてないとのこと。(もちろん、高級機になればなるほど、この割合が増えるのですが)iTuneは、ロスレスでCDからリッピングできる上、エラー補正をしながらリッピングできるため、再生するために理想的なデータができあがるとのこと。そのデータを、LANケーブル経由でAirMac Expressに飛ばして、そこからアンプに入れることで、どんなCDプレイヤーも凌駕してしまうらしいです。
うちは、一つ前の型ですがMacBookですんで、AirMac ExpressとLANケーブルとミニプラグからアンプに入れるケーブルを買えばいいので、そんなに投資もかかりません。これはやってみないと。
早速、アップルストアAirMac Expressを注文、プロケーブルで、お勧めのLANケーブルとアナログ接続コード、Amazonで光デジタル接続ケーブルを注文。しめて約2万円。さて、これで最強のCDプレイヤーができあがるのでしょうか。

Apple AirMac Express ベースステーション [M9470J/A]

Apple AirMac Express ベースステーション [M9470J/A]

週末を待ちきれず、会社の宴会から帰宅後AirMac Expressの設定をしたので、やや手間取ります。うちの場合は、インターネット接続は別に無線がありますから、AirMac Expressは完全にオーディオ用ということなんですが、そのへんが上手く理解できなかったようです。それでも30分くらいで音が出るようになりました。
最初は、アナログ入力で聴いてみたのですが、あれ?という感じ。迫力もないですし、なんか痩せた音。ちなみに、うちのCDプレイヤーと聴き比べてみると、音の粒立ち、空間演出が全然ダメ。あれ?最強なんじゃないの?アナログ入力ということは、AirMac ExpressDACを使うということなのですが、さすがに11800円の商品ですから、ここに過度の期待をしてはいけないのかもしれません。
次は、AirMac Expressから光デジタル入力でアンプに入れてみます。AirMac Expressの優れているところは、同じステレオミニジャックから、アナログでもデジタルでも出力ができるとことですね。これは面白い。
聴いてみると、やはり、デジタル入力の方が数段上です。アンプ側のDACを使うのが正解のようですね。
何枚か聴いてみたのですが、確かに、CDプレイヤーに匹敵する音が出てるようです。比べると、解像度は同等だと思うのですが、MacBookの音の輪郭が太いというか、CDプレイヤーの音の方がややシャリシャリ聴こえるというか。低音の押し出しは、MacBookの勝ちのようです。うちのCDプレイヤーは、ユニバーサルプレイヤーという、DVDの再生もかねている機材ですから、CDプレイヤーとしてはそんな上等の物ではないのですが、単純比較では、MacBookの方がやや優秀という感じです。CDのかけかえで一々プレイヤーに行かなくていいですしね。
まあ、既成概念が吹っ飛ぶような音か、と言われるとそうでもないような。ま、この辺は感性の問題ですから。
プロケーブルさんのサイトによると、本当は、電源をアース工事して、延長ケーブルを非メッキにして、ギガビットハブをかませないと本当の実力は出ないのだそうですが、もっと言うと、アンプもスピーカーもケーブルもタップも替えないといけないようですが、まあ、今の状態でかなり満足ですので、この話はこれくらいということにします。
MacBookを買ってまで試すようなものではないと思いますが、MacBookをすでに持っていて、光デジタル入力のあるオーディオを持っている方は、そんなに投資もかかりませんから、試してみるといいかもしれません。特に、いい音で聴きたいけど、10万もするCDプレイヤーなんか買いたくないよ、という方には、もう充分すぎるクオリティかと思います。
なんか、サイト見てると、OSがTigerよりLeopardの方が音がいいとか。ホントかな。まあ、色々ありますね。