■
私、空前の黒田硫黄さんブームだったんですが、
googleとかで黒田さんを検索すると、五十嵐大介さんという漫画家がよく一緒に検索されてきます。
あんまり良く知らない漫画家だったのですが、amazonとかで書評見ると、大変評判がよかったので、読んでみました。
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/04/30
- メディア: コミック
- 購入: 10人 クリック: 169回
- この商品を含むブログ (175件) を見る
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/01/28
- メディア: コミック
- 購入: 10人 クリック: 68回
- この商品を含むブログ (169件) を見る
読んでみて、絵が、すごい上手い作家だなあ、とまず思いました。時々、細密画のようなコマがあったり。もう、自由自在な感じです。
ストーリーもすごくいい。特に好きな話は、第2集に収録されている、「ペトラ・ゲニタリスク」というお話です。
愛しいものに対する自己献身、それが大きなサーガとなってつながっていく、壮大なお話で、読んでちょっと泣きそうになってしまいました。
勢いにのって、これも読んでみました。「リトル・フォレスト」です。
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/08/23
- メディア: コミック
- 購入: 20人 クリック: 791回
- この商品を含むブログ (160件) を見る
- 作者: 五十嵐大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/08/23
- メディア: コミック
- 購入: 10人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (97件) を見る
主に、生活の知恵系の話と田舎のレシピを中心としたストーリーなのですが、女性のバックストーリーと心境の変化が、隠し味に混ぜ込まれていて、なんとも味わい深い作品になっているんです。これは大人っぽい漫画だなあ、という感じ。絵がうまいので、出てくる素材や料理もおいしそうで。いやー、すごいなあ。
私が言うのもなんですが、日本の漫画ってほんと奥が深いですよね。きっとまだまだ私の知らないすごい人がいるんでしょうねえ。