未曾有の森見登美彦ブームの私ですが、これは来ましたね。まだ半年しか終わってないですが、多分私的今年ナンバーワン。
有頂天家族

京都の街を舞台にした、狸の家族の物語です。立派な父の子として生まれた中途半端な4人兄弟が、父の思い出を胸に、母と家族のために奮闘する話です。狸あり、天狗あり、蛙あり、「夜は短し」も奇想天外だなあ、と思いましたが、こちらはもっとすごい。しかも、ほろりとさせられます。
オススメ、というレベルではなく、絶対読んでおくべき作品だと思いますよ。
しかし、森見さん、天才ですね。まだ30歳ソコソコということを考えると、この先どんなに楽しませてくれるのか、今からワクワクです。
面白きことはよきことなり!ですよ!