アンプを新しくしてから、すごく音がいいとされている、ドルビーTrueHDなどの新しいフォーマットの音源が聞いてみたかったのですが、仕様上PS3からは出てきません。
対応しているBDプレイヤーを買えばいいのですが、現状唯一のパイオニアのプレイヤーは、遅くて五月蝿いとあまり好きになれなかったので、そのままになっていました。
秋に、ソニーパナソニックから相次いでBDレコーダーが発売されて、どちらも上位機種はHDフォーマットの出力に対応していたのですが、かなりの人気で品薄の上に、新しい仕様の機械なのでけっこうバグも多いらしく、また躊躇してたところに、DENONから、DVD2500BTというトランスポーターが、予定よりも1ヶ月早く発売されたということなので、見にいきました。
この2500BT、見た目の質感は、なかなかのもの。まあ、結構高い機械ですからね。
一番気になっていた動作スピードですが、PS3ほどバカっ速くないですが、まあそこそこのスピード。あの読み込みに時間がかかると言われている「レミー」も30秒くらいで立ち上がりました。メニューの動作もまあまあ。まあ、この辺の動作に関しては、PS3は本当に優秀ですね。
思ったよりも動作がキビキビしていたことと、音も静かなこと、何より、HDMI一本しか端子がないシンプルさに惹かれて、ちょっとお高かったのですが、買ってしまいました。
来月にはこれよりも10万円高い上位機種がでてくるのですが、まあ、そちらはどう考えても手が届きませんので。
両者の大きく違うのは、アナログ回路のありなしと、画像処理のチップ。上位機種は、定評のある「REALTA」搭載です。2500BTは、公式には発表されていません。お店の人に聞くと、「多分、ファロージャじゃないですかね」ということ。
BDはともかく、DVDの再生に関してはちょっと心もとなかったので、家のDV9600は下取りに出さずに、手元に置いておくことにしました。
セッティングはつなぐだけ。簡単です。また、この機械は、映像の出力時の解像度を固定できるので、1080P固定にしてみました。なんか、5300ESに、解像度を変えると音が出なくなるバグがあるという噂のためです。自動にしておくと、モニターの解像度に合わせて設定してくれるみたいですね。
何枚かBDを再生してみましたが、画質に関しては、まあ文句なしです。PS3と段違いに違う!ということではないですが。
こういう機械を買っておいてなんですが、そもそもBDって、機種間の画質の傾向が今のところ少ないような気がします。多少、2500BTの方が色合いが落ち着いて見えるかな?というくらい。まあ、PS3が価格の割に相当優秀だとも言えると思います。
音に関しては、DENONのイメージと違い、解像度が高く、フラットな感じがします。アナログ変換がないので、そのへんの味付けできないのかもしれません。あと、音のつながりがよくなったような気がしますね。いろんな方向からの音がきっちりと聴こえてくる感じというんでしょうか。
ただ、正直言って、リニアPCMドルビーTrueHDが画期的に違うかというと、まあそれほどでもないですね。DDあたりとは、結構違いがあると思うんですけどね。
手元にDTSHDのソフトがなかったんで、そちらは試せていません。評判のいいダイハード4でも買ってみますかね。
また、DVDも見てみたんですが、意外にDVDの再生はいいな、と思いました。すごいシャープになるって感じではないですが、ノイズ感の少ない、落ち着いた画質で、けっこう好みだと感じましたね。多分、この辺になってくると、プラシーボが相当入ってると思うのですが。
というわけで、ちょっとお高かったですが、結構楽しめる機械っぽいです。トランスポーターなんで、回路もシンプルな分、映像や音にもい影響がありそうという思い込みが、これまたいい方に影響している気もします。
ここまで来ると、そんなに違いが分からないと分かっていても、24P対応のテレビが欲しくなるのが人情というものです。
年末ジャンボでも当たりませんかね。


その後。
2500BTですが、あえてアニメのDVDでPS3とアップコン振りを比較してみましたが、やっぱりPS3の圧勝ですね。2500BTだと、ジャギーを消しきれません。PS3はすごいなあ。
ま、この辺は、3800BDだとまた違うのかもしれませんが。全部に最高を目指すなら、やっぱり3800BDということになりそうですね。