本日有給につき、昨晩は酒呑みながら深夜のDVD鑑賞です。
見たのはこれ。「茄子 アンダルシアの夏

茄子 アンダルシアの夏 [DVD]

茄子 アンダルシアの夏 [DVD]

本編47分と、短いアニメです。2003年の公開時には、料金も半分ということで話題になったようですね。制作は、今をときめくMADHOUSE。監督が、ジブリ作画監督を務めていた高坂希太郎さんなので、絵はジブリ映画みたいです。
すごく短いエピソードなのですが、ロードレースの駆け引きの面白さが凝縮されていて、また、キチンと人間ドラマも織り込んであって、見応えがあります。見た後の感じは、ジブリの「紅の豚」の時みたい。人生は、かっこわるいのがかっこいいのです。かっこわるく必死に生きることが、一番かっこいい。


原作はですね、黒田硫黄さんの漫画「茄子」の1巻から。漫画自体は全3巻です。

茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))

茄子 (1) (アフタヌーンKC (272))

この漫画、なんでも茄子をタマネギよりメジャーにするために書かれたんだとか。。。メインストーリーとサブストーリーが茄子を中心に交錯しながら、様々な人間模様を描いている、変わった漫画です。Amazonで見ると、新刊が売ってないので、もしかすると廃刊なのかな。私はBOOK OFFで買いましたんで、あんまり良くないですが、興味のある方はBOOK OFFへ。
黒田さん、ロードレースが好きみたいですね。アンダルシアの夏は、中でも秀逸な物語と思いました。原作を読むと、アニメがものすごい忠実に作られているのが分かります。それだけ原作が優秀だということですかね。
1巻の巻末には、オマケでロードレースの楽しみ方まで載ってます。この説明が絶妙によくわかるんで、ちょっとロードレースに興味が湧いてきました。


毎日毎日 前を引き
平地では風よけ 山ではペースメーカーになり
水を運び めしを運び 着替えを配り
スキと元気があれば逃げ
他人が逃げれば追いすがり
エースが遅れれば待っており
エースが独走すれば後ろへサヨナラ
チャンピオンの穫った賞金もチーム全員で山分けするのは
勝利の陰には多くの尽力があるからです
(というか それがないと勝てないというヨーロッパ風の意地の悪いスポーツ)


雰囲気伝わるでしょ?


ロード三大レースは、ジロ・デ・イタリア(5月)、ツール・ド・フランス(7月)、ヴェルタ・ア・エスパーニャ(9月)なんだそうで。
なんか見たくなってきたんで、JSPORTSでも加入しようかしら。


「茄子 アンダルシアの夏」ですが、続編がやるようですよ!
http://www.cyclingtime.com/modules/movie/index.php?nasu2.html